子供のサッカーIQと観戦習慣 — 家庭でできることを考える
ジュニア年代の指導現場でよく聞かれるのが、「技術はあるのに、試合になると活きない」という悩みです。止める・蹴るの練習は家でも公園でもできますが、「いつ・どこで・何を選ぶか」という認知の部分は、局面の経験を積まないと育ちません。そして日本の子供たちがフルコートの実戦を経験できる時間は、練習環境の制約もあって決して多くありません。
観戦は「認知の練習量」を補える
実戦経験を完全に置き換えるものはありませんが、観戦は認知面のインプットを補う手段になりえます。ヨーロッパや南米の選手がしばしば語る「物心ついた頃から毎週スタジアムにいた」「家のテレビでずっと試合が流れていた」という環境は、意識的なトレーニングではなくとも、膨大な局面パターンのシャワーだったはずです。
ただし、子供にただ「試合を観なさい」と言っても続きません。工夫として現場でよく使われるのは次のようなものです。
- 好きな選手を1人決めて、その選手だけを追う — ボールがない時の動き(オフザボール)に自然と目が行く
- 「今のプレー、他に選択肢あった?」と問いかける — 正解を教えるのではなく、考える癖をつける
- 短時間でいい — 集中が切れた状態の長時間視聴より、10〜15分の集中
このサイトを子供と使う場合
Football IQ Trainer は大人の自主トレ用に作ったツールですが、親子で使う場合は次の点に気をつけてください。
- 必ずWi-Fi環境で — 4動画同時再生のため通信量が非常に大きくなります(利用上の注意参照)
- 時間を決めて使う — 流しっぱなしにできる設計なので、スクリーンタイムの管理は保護者側で
- 倍速は1.5倍以下から — 大人でも最初は2倍速に目が追いつきません
- 会話しながら — 4画面あるので「どの試合が一番面白い?」から会話が始めやすいです
効果を約束するものではないこと
大切なことなので明記しますが、観戦習慣や当サイトの利用によって子供のサッカーIQが向上することを保証するデータはありません。熟達研究の知見からの応用であり、あくまで「実戦・練習を補う一つの選択肢」です。子供がサッカーを嫌いにならないこと——楽しく観られる範囲でやることが、何よりも優先されるべき前提だと考えています。
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